「調べ学習講座」が開かれました
2012年から続けてきた「調べ学習講座」は、2020年は開催できませんでした。ここ2,3年、リピーターも多く、こうしたイベントを継続することの大切さを感じていたところでしたので、とても残念でした。
今年度は、コロナ感染症はまだ落ち着いてはいませんでしたが、図書館と一緒に万全の準備をして、開催する運びとなりました。参加者の定員は橋本図書館の研修室、市立図書館の中集会室ともに収容人数の半分以下にしました。さまざまな制約のある中で申し込みがあるのか心配でしたが、嬉しいことに、7月1日、「広報さがみはら」や図書館HP・SNS、つなぐ会のHPの告知を見て、多くのかたがご応募くださいました。7月3日には市立図書館、10日には橋本図書館午後の部が定員となり、受付を締め切りました。
7月24日(土)橋本図書館の講座「ネットと本で調べ学習体験講座」では、小学1年生から5年生までのお子さんが参加。講師の説明を聞いたあと、「こどものほんのコーナー」の本棚から気になる本を手に取りながらテーマを決め、資料を探して研修室へ持ち込みました。インターネットで調べるお子さんもいます。本の写真をコピーしたり、調べたことを小さなカードに記入したり、イラストを描いたりして、台紙にどんどんまとめていきました。ステキなオリジナルとかげ図鑑ができたお子さんは、家で飼っているとかげのことを調べたと見せてくれました。書きたいことが次々に出てきて、時間が足りず完成できなかったお子さんもいました。
7月25日(日)の市立図書館の講座「図書館で調べて、新聞を作ろう!」では、小学1年生から4年生が参加。最初に講師が新聞の見出しのつけ方などの説明をしました。そしてなんと、参加者全員調べるテーマが決まっていた!ビックリ! 早速児童コーナーに行って、検索機を使ったり、サポーターに本の場所を聞いたりしながら、調べたいテーマに関連する本や雑誌を探しました。
新聞を作っていく手順を講師から聞いたあと、台紙に調べたことをまとめます。今年も低学年のお子さんが多かったのですが、保護者のかたと一緒にどんどん書いていきます。絵や写真の貼る配置にも工夫しました。
最後に完成した作品をそれぞれ机の上に置いて、参加者みんなで見て回りました。そして読んだ感想を付箋に書いて貼ました。たくさんの感想付箋は自分の作品と一緒に持って帰りました。
今回も、「大好き」「なんでだろう」から「調べてみたい」になる瞬間をたくさん見ることができました。子どもたちの集中力と探究心に元気をもらった2日間でした。
参加者の皆さまには、入室時の検温や消毒、事前の健康状況についてのアンケートにもご協力いただきました。皆さまにご理解いただき、無事に開催できてホッとしています。 (中塚)
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続きは「図書館ひろば27号(PDF版)」「図書館ひろば27号(テキスト版)」でご覧ください。
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