視覚障害者サービス部会 学習会報告

7月2日(水)13:30~15:30  参加22名
会場: 市立図書館・中集会室
内容: 音訳ソフトの現状 ―合成音声を聞いてみようー
講師: (株)東芝研究開発センター 知識メディアラボラトリー 黒田 由加氏

世の中は常に変化しており視覚障害者を取り巻く情報入手の環境も大きく変わってきました。

今回の勉強会では東芝が開発した合成音声による音訳支援システム「DaisyRings(デイジーリングス)」を使ってのデモンストレーションが行われました。

主に、視覚・識字障害の方のために合成音声読み上げによるデイジー図書を、音訳ボランティアや図書館・教育関係者等が簡単に作成できることを目指した、との説明でしたが、まさに時代の最先端!男性・女性・子供の声や英語やドイツ語など、いくつかの言語まで、自由(行ごと)に話者を切り替えて指定することもできるそうです。

ただ、その前に「テキスト化」の問題があります。DAISY図書は人の声で、テキストDAIZYは合成音声で聞きます。将来的には「テキストDAISY図書」に移行することでしょうが、まだまだ読み間違えなども多く、人の手による校正に手間取ることもあるようです。

合成音声の技術が進歩して、人の声による音声訳は、必要なくなるのでしょうか?
合成音声か肉声か、利用者がそれぞれの目的に合わせて選ぶ時代になりそうです。

いずれにしても、たくさんの情報が素早く音声訳されて、視覚障害者や識字障害の方々に届けられる時代が来ることを願っています。