8月4日(日)橋本図書館研修室で「調べるっておもしろい!夏休み自由研究応援!ネットと本で調べ学習体験講座」が開かれました。この日は「橋本七夕まつり」と重なり、外は大変にぎやかな中、今年は小学3年生3名、4年生2名、中学生1名 そして当日調べものに来館していた4年生が飛び入り参加をしてくれて、全員で7名の参加になりました。その中には7月21日(日)の相模原市立図書館「調べるっておもしろい!~図書館で調べて新聞をつくろう!~」に参加してくれたお子さんもいました。今回はその続きをするんだと生き生きと話してくれました。
申込の際には調べる「テーマ」が決まっていなかったお子さんも、講師の説明を聞いたあとにはスムースにワークシートに調べたい内容・キーワードを書いていきます。全員がスラスラと記入をしていて、今回参加された子どもたちのやる気にうれしい驚きです。
そして、テーマに沿った本を探しに「こどものほんのコーナー」へ。図書館のスタッフやサポーターといっしょに本の内容を確認し、複数の本、そしてパソコンも併用し調べていきます。
本の中の必要な情報に付箋をはり、必要ならWebサイトでも検索していきます。
まとめていく形式は各自好きなものを選びましたが、今回は冊子タイプのまとめ方を選ぶお子さんが多かったです。
次は調べたことやまとめを書き込むための「見出しカード」「しらべたカード」「わかったことカード」「かんそうカード 」等を選んでいきます。完成形を想定しながら楽しそうに選んでいます。
本から情報をひいて自分の言葉に簡潔にまとめていくのは、なかなか難しい作業になりますが、子どもたちはサポートの必要がないくらい、自分の力で進めていきます。まとめの構成も頭の中でできているようで、すぐに取りかかりはじめていました。
最後のページに余白があった理由を「家に帰って実験するから」と教えてくれたのは、当日参加の女の子。テーマは「大人と子どもの味覚の違いについて」実体験の中で保護者の方と異なることに疑問を感じ、夏休みに調べてみようと思ったそうです。今回本の情報をもとに、さらに実際に確かめてみようとしていた姿に感服しました。
開始から約2時間半、集中して作業を続け、出来上がった完成物に参加者全員で感想を書いた付箋を貼っていきます。
どの作品もわかりやすくまとめられ、たくさんの感想が書かれた付箋をみながら、参加したお子さんはうれしそうな笑顔でした。
このように、「自分でテーマをみつけて調べていく」体験が、これから先、課題解決手段を体得していく基になってくれることを願っています。
そんなときに役立つ図書館の利用の仕方について身に着け、活用する利用者が増えることを期待し「図書館と市民をつなぐ」ことを会として続けていけたらと思いました。参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
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